高品質な鋳物を、時代と共に変化するお客様のご要望に応じて
ご提供してまいります。

前田合金鋳造所はお客様の安定調達、多様なニーズにお応えするため、下記の強みを持っています。

  • 多品種・小ロットに対応

    大サイズ鋳物を生型高速造型プロセスで製造可能

    生型は自硬性造型プロセスと比較し、造型時間と型バラシ時間で圧倒的に優位性 があることから、納期の短縮が可能になります。
    大型のFBO-ⅢN造型機の導入により、F-1モールディングマシンでは製造 できない大きさの鋳物も短納期で提供することが可能になりました。

  • 多品種・小ロットに対応

    多品種・小ロットに対応

    部品の大きさにもよりますが、砂型を作る模型がしっかりしていればロット5個程度でも、受注が可能です。

  • 多くの材質に対応

    多くの材質に対応

    銅合金を7種類、アルミ合金を5種類、常時扱っています。

  • 難易度の高い部品に対応

    難易度の高い部品に対応

    銅合金ではアルミニウム青銅や黄銅、高力黄銅、アルミ合金ではAC7Aという、他社では敬遠しがちな材質も積極的に受注しています。

  • 高精度の鋳物の製造

    高精度の鋳物の製造

    3次元データでマシニング加工した模型を用いることにより、精度の高い鋳物の提供が可能です。

  • 技術の継承・育成

    技術の継承・育成

    若い人材を積極的に雇用し、技術の継承を行っています。

  • 好アクセス

    好アクセス

    物流や交通など、ものづくり環境に恵まれています。

大サイズ鋳物を生型プロセスで提供できるという強み

一口に砂型鋳造といっても、実際には様々なプロセスが存在します。その中で手のひらサイズを超える鋳物を作るための量産用砂型は、一般的なものとして「生型造型」と「自硬性造型」の2つが存在します。

大物の量産を自硬性で行った場合、砂型完成まで人手を多く要するので、納期遅れやコスト面がネックになります。

また、鋳造業では昨今の作業員不足の問題から、事業を継続できない、縮小せざるを得ないという話を度々耳にします。調達業務に際してこのようなリスクを懸念されている企業様におかれましては、ぜひ弊社をご活用ください。

弊社は生産性の高い「生型法」であり、設備導入によって作業員不足が解消されています。ロット100個程度でしたらプレート型が完成していれば1ヶ月で大物品を納入可能です。

長期にわたって安定調達を図りたい企業様をお待ちしております。

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生型造型と自硬性造型の特性比較

項目 造型速度 複雑形状 造型後の塗型 型バラシ早さ 砂再生早さ ランニングコスト 備 考
生型造型 S B 不要 S S S 塗型不要なので造型後直ちに注湯可
自硬性造型 E S 必要 E E E 塗型の乾燥に多大な時間が必要

優S…….E劣

自硬性造型の特性

長所

  • 木枠や金枠を準備することで、溶湯さえ準備出来れば大物・重量物を作ることが可能
  • 造型圧力をほとんど必要としないので、木型や発泡型等、安価な型で作ることが可能
  • 試作品等の小ロット品に対応しやすい
  • 生型と比較し、より複雑で大きい物に対応可能
  • 鋳造方案の自由度が高い
  • 冷し金の使用の自由度が高い

短所

  • 樹脂と硬化剤を必要とするので、ランニングコストが高い
  • 砂を充填してから少なくとも15分は硬化時間を要するので、造型速度が遅い
  • 銅合金の場合、塗型しないと鋳肌が悪くなるため、塗型を要する
  • 塗型後の乾燥に多大な時間を要する
  • 鋳込み後の型バラシの労力が多大で、作業員の負担が大きい
  • 砂の再生に長時間要する(数時間)

大型自動造型機による生型造型の特性

長所

  • F-1モールディングマシンによる造型が不可能な大きさのものを短時間で造型可能
  • 砂に添加するのが水とベントナイト(鉱物)なので、ランニングコストが安い
  • 砂型を完成させるまで長くても3分(中子が必要な場合)程度と、造型速度が速い
  • 鋳込み後の型バラシが短時間で済む
  • 砂の再生が数分で終えることが可能
  • アルミ型や樹脂型を製作することでロット数百個の量産にも対応可能
  • 複雑形状には中子を組み合わせることで対応可能

短所

  • 枠サイズが決まっているため、面積でB4版程度、高さが200程度までを超える大きさは対応不可能
  • 高圧造型に耐える型を準備する必要があり、試作等の一品ものには不向き
  • 解放押し湯にしにくく、湯口の位置も決まっているため、鋳造方案の自由が効きにくい
  • 冷し金の自由度は自硬性に対して劣る

カーボンニュートラルの取り組み

弊社では銅合金とアルミ合金を溶かすため、熱源としてプロパンガスを燃焼させます。

その量は標準的なラーメン店〇〇軒分に相当し、1日あたり〇〇〇使用します。

多くの種類の非鉄金属の溶解にはプロパンガスが欠かせませんが、一方で地球環境に有害なCO2(温室効果ガス)の排出は避けられません。

私たちはその問題を解決すべく、アストモスガスさんのカーボンニュートラルLPG(CN-LPG)を購入することで解決を図りました。

このCN-LPGの導入により、1日〇〇〇排出されていたCO2を実質ゼロにすることが可能になりました。

弊社の鋳物を必要としているお客様の安定調達に永続的に貢献するため、今後も地球環境にやさしい企業に近くよう尽力してまいります。

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